3人組バンド・サンボマスターが5日、東京・Zeppダイバーシティ東京で全国ライブハウスツアー(全13公演)の東京公演を行い、音楽活動を再開した。
11月に網膜剥離の手術を受けたボーカル&ギターの山口隆がこの日、復帰。1000人が見守る中、「その景色を」で幕開けした。
山口は「最強のライブで歴史に名を刻め。一音、一音の全ての音で伝説を起こしましょう」と絶叫。やまない拍手に「帰って参りました!お医者さんから許可をいただいちゃったんだから」と喜びの声をあげた。
手術までの期間を振り返り、「なかなかでしたよ、なかなか。強運と幸運だな。見え方もおかしかったんだけど、疲れきっていて。(間違えて)耳鼻科に行ったら『異常ない』って(笑い)。耳鼻科じゃねーぞってなって」「個室ですよ、個室。調子に乗って個室にしたら入院費が大変なことになった」と笑いを交えて報告。術後の経過も良好で「今のところ(手術前と)視力も変わっていない。眼鏡も替えていない」と明かした。
山口は「会場に来たお客さんに感謝をお伝えしなくちゃ。ありがとうございます」。約2時間半、「輝きだして走ってく」「できっこないを やらなくちゃ」などアンコールを含め、パワフルに16曲を披露。コロナ禍で声を出せないため、「心の中で答えて!」と話し、「花束」で本編を締めくくった。
山口の手術の影響でバンドの福岡、札幌、名古屋公演が見送りとなったため、この日の模様はYouTubeで無料生配信された。 |